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ネットマーケティングで考えないといけない「競合」のこと

2015.07.20

ネット事業初心者は競合のことを忘れがち

ネットで事業を行う時に実事業と一つ大きな違いは「競合」の存在が非常に重要だということです。実事業の場合、地理的な問題があるため、競合企業はあまり多くない傾向があります。ネットの場合、顧客は全国に存在する一方、競合も全国に存在するため、ニッチな市場であっても非常に沢山の競合がいるケースがほとんどです。ですので、ネットで事業を行っていく上では競合は非常に重要な存在なのですが、中小企業の場合、実事業でそこまで気にしないことが多いせいか、意外と忘れがちでもあります。実事業、特に中小企業の場合、競合との差別化を必死に考えるより、目の前の顧客にとって最善の商品・サービスを提供したり、効率的な営業手法を考えたりする方がよっぽど成果をもたらすことが多いです。が、ネットでは「全国」を対象にする関係で「競合」の存在は非常に重要な要素になるのです。
では、「競合」の調査が大事といってもどのように「競合」を活用したら良いのでしょうか?

目標にしたり、被らないように差別化したり・・・競合の活用の仕方

1.差別化する
競合と特長がかぶってしまうと、なかなか顧客から選ばれるというのは大変になります。少なくとも同じ「特長」で勝負している競合より自社の方が勝っていないといけないのでできれば「特長」は被らないようにしたいものです。もちろん、競合の「特長」と自社の「特長」を比べて勝っている。という場合はそこで勝負していけばよいです。また、被らないようにしたところでニーズのないような「特長」で勝負しても顧客に選ばれることはありません。その場合も競合と同じ「特長」で戦うことになります。競合と同じ特長で戦うにしても競合に勝っているのか、負けているのかがわかっていないとサイトや問合せ後の顧客とのコミュニケーションの取り方が決まりません。競合に勝っているのであれば他社比較を積極的にしてもらうのもひとつの手ですが、競合に負けているのであれば如何に他を見せないようにするか徹底しないといけません。簡単に他を調べることができてしまうネットという世界で戦う以上、競合のことは間違いなく強く意識刷るべきだと思います。
2.目標にする
競合というと「敵」というイメージが強くありますが、今からネットマーケティングをしようと思っているあなたからすると確実に「先輩」です。どれくらい真剣にやってきたかはそれぞれ差が有るでしょうが、何かしら試行錯誤して現在の状態になっていることと思います。競合が強ければ強いほど、「敵」ではなく、「目標」として意識することになるでしょう。競合が用意しているコンテンツ、競合の価格、競合の事例などなど「なぜその構成になっているのか?」を考えると自社サイトの作り方の参考になることが非常に多いでしょう。強い競合がいる場所で戦う場合、どれだけ「真似」をできるかを指標に置いても良いケースも多々有ると思います。「学ぶ」という言葉は古語の「真似ぶ」から来ているとも言われます。真似をすることは決して恥ずかしいことではなく、学習の第一歩です。競合に「真似ぶ」のも最短で成果を上げるための方法だと思います。

次回は「競合の探し方」です。見つけられなければ差別化も目標にすることもできないですよね。

明日も書きますので読んでくださいね。

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