ネットでのニーズ調査は「Yahoo!キーワードアドバイスツール」「Googleキーワードプランナー」を使う。
前回は顧客・市場について考える方法についてお伝えしました。顧客をイメージするとは「年齢」や「性別」や「所得額」などの「属性」ではなく、「何を欲している(=何に困っている)人であれば自社のサービスを欲しいと思うのか?」を考えることだとお伝えしました。どれだけ鮮明に自社サービスを欲している人をイメージすることができたとして、そういう人がいなければ自社サービスは売れません。また、いたとしてたった1人であったらまず事業として成り立たないでしょう。どれくらいのニーズがあれば事業が成り立つかは商品・サービスや体制によりますが、ある程度のニーズがなければいけないことは間違いないと思います。これまた「当たり前」のことだと思いますが、新商品・サービスを考える際には思いの外見落としている人が多いのも現実です。今回は、そういう人がいるのか、いないのか、いるとするとどれくらいの数いるのか?を簡単に調べる方法をお伝えします。
その際に使うのが「Yahoo!キーワードアドバイスツール」「Googleキーワードプランナー」です。
この2つは一言で言うと「各検索エンジンでどのキーワードがどれくらい検索されているか?」を教えてくれるツールです。そして、無料です。
本来はそれぞれの検索エンジンにリスティング広告(キーワードに対応した広告)を出稿するために検索数を調べるとき用に各検索エンジンが用意してくれているものです。それを今回は市場のニーズ調査として利用するのです。実際は他にもいくつかのツールを利用しますが、今回はこの2つに絞ります。
繰り返しお伝えしますが、人が何かを検索するということは何か知りたいこと、やりたいことがあるので「キーワードの検索数の多さ=キーワードに対するニーズの多さ=顧客のニーズの大きさ」なのです。
見え方は少し違いますが、実際の操作はほとんど同じです。
■Yahooキーワードアドバイスツールにたどり着く方法
Yahoo!プロモーション広告にアクセスし、ログインする
※Yahooのビジネスアカウントへの登録・ログインを求められるかも知れません。
↓
上部タブ「スポンサードサーチ」から「ツール」→「キーワードアドバイスツール」を選択(下記画面に出ましたか?)
↓
キーワードアドバイスツールに到着です。
■Googleキーワードプランナーにたどり着く方法
https://adwords.google.com/ko/KeywordPlannerにアクセス
↓
キーワードプランナーに到着です。
※Googleアカウントへのログインが求められるかも知れません。
ここでやることは2つパターンがあります。
1.キーワードを自分で考える
2.自社商品・サービスのサイトURLを入れて各検索エンジンに提案してもらう
最初にやる人にオススメなのは②です。URLを入れるだけで候補のキーワードと月間のおおよその検索数がわかります。慣れてきたら自社の顧客となる人がどんなキーワードで検索するのか想像していれてほしいです。
URLやキーワードを入れる場所
Yahoo!キーワードアドバイスツールの場合
Googleキーワードプランナーの場合
実際にやってみていただくとわかりますが、提案してくれるキーワードも大分差がありますし、同じキーワードでも検索されている数にずいぶんと差があることがわかると思います。ちなみに日本においてはgoogleとYahooの検索におけるシェアはほぼ同数です。これ比べるだけでもなかなか面白いです。
次回はニーズの種類についてお伝えし用と思います。検索数が多いかどうかだけでキーワードを見ていると落とし穴にかかることがあります。
明日も書きますので見て下さいね。